デイサービス てのひらの家

在宅介護を行うための介助のノウハウとは? Part1

食事・入浴・清拭・口腔ケアの介助とコツ
在宅介護を行う場合、日常生活のさまざまな場面で介助が必要となってきます。そのなかで今回は、食事介助、入浴介助、清拭介助、口腔ケアのコツと注意点をご紹介します。

 

着替え介助、排泄介助、移動介助については、下記の記事をご覧ください。
>着替え、排泄、移動の介助とコツ

 

食事介助

 

健康を維持していくためには、しっかりと食事をとることが欠かせません。しかし年をとると、噛んだり飲み込んだりする力が衰えるうえ、内臓も弱くなってくるため、若い人と同じように栄養を補給することは難しくなってしまいます。

 

食事が楽しくなるよう、次のような点に気をつけてください。

 

■食事前のポイント
手洗いや手拭き、消毒を済ませておく。
排泄を事前に済ませて、スッキリとした気分で食事をとれるように。
寝起きの場合は、意識がはっきりした状態になるのを待つ。
エプロンを付けてもらったり、濡れタオルを用意しておく。
握りやすいスプーンや箸といった自助具を用意するなど、なるべく要介護者自身が自力で食事できる環境を整える。

 

■食事中のポイント
介助する人の目の高さは、要介護者と同じ高さに。正面ではなく、横に座る。
片マヒがある場合は、マヒの無い側に座って介助する。
ひと口食べた後には、飲み込んだのを必ず確認。次々と口に入れると、誤嚥の原因に。
口に入れる量は、一回につきスプーン一杯ぐらいが目安。
一度に口に詰め込もうとするときは、ゆっくり食べるように注意したり、お茶を勧めるなどして気をそらす。
スプーンを口の奥まで入れすぎて、吐き気や誤嚥を招かないように。

 

食事介助について詳しい情報は、下記のホームページからご覧いただけます。
>栄養と食事/食事の工夫/介助(和光堂)

 

入浴介助

 

「急な温度の変化でめまいやふらつきを起こす」「濡れた床で転倒する」「浴槽でおぼれてしまう」など、お風呂には危険がいっぱい。入浴中に浴室で急死する高齢者は、年に1万人以上もいると言われています。
安心してお風呂を楽しみ、清潔を保つために、次のような点に気をつけてください。

 

■入浴前のポイント
排泄を事前に済ませておく。
空腹時や食後すぐの入浴は避ける。
脱衣室や浴室の温度をあたたかく保つ。
手すりや滑り止めマットなどで、転倒を予防する。
立ったりすわったりがラクになるよう、座面の高い浴室イスを用意する。

 

■入浴中のポイント
お湯の温度は、夏は38度、冬は40度ぐらいに。熱いお湯につかると、身体に負担が大きい。
入浴時間は15分、浴槽につかるのは5分程度にとどめ、長湯を避ける。
シャワーでお湯をかけるときは、ひと声かけて足先から行う。
体調の変化に気をつけ、気分が悪くなったりした場合はすぐに出る。
手袋型のスポンジなどを使い、できる範囲は自分で洗ってもらう。特に陰部については、なるべく自分で。

 

■入浴後のポイント
脱衣室に移動する際は、ふらつきに注意する。
片マヒがある場合は、マヒの無い側に座って介助する。
足の裏をバスマットでしっかり拭いて、転倒を予防する。
脱衣室に置いておいたイスに座ってもらい、バスタオルで素早く水分を拭き取る。
乾燥や水ほうなど、皮膚のトラブルがないか確認し、必要に応じてクリームなどを塗る。
水分補給を行い、しばらく休息をとる。
必要に応じて爪切りや耳掃除を行う。

 

身体の清拭

 

濡れタオルで身体を拭いて清潔にすることを「清拭(せいしき)」と言います。本来、在宅で家族の介助を受けて入浴するのが難しい人は、デイサービスの入浴サービスを利用するのがベストですが、体調が悪くて入浴自体ができないときや、入浴と入浴の間が空いてしまうときは清拭を行いましょう。

 

清拭にあたっては、次のような点に気をつけてください。

 

■清拭前のポイント
室温は23〜25度ぐらいに保つ。
排泄を事前に済ませておく。
空腹時や食後すぐの清拭は避ける。
体調的に清拭しても問題ないか、本人に確認する。
カーテンを引いたり、拭く部分以外はタオルケットで隠すなど、プライバシーに配慮する。
濡れタオルを用意する際、お湯は50〜55度ぐらいに。水で絞ったタオルをポリ袋に入れ、電子レンジで3分ぐらい加熱すると便利。

 

■清拭中のポイント
こまめに声をかけ、コミュニケーションをとる。
可能であれば、洗面器を使って手足をお湯につける「手浴・足浴」を行う。
顔、腕、胸、お腹、背中、脚、陰部という順番で拭く。
拭く方向は、「心臓に向かって」が基本。
できる範囲は自分で拭いてもらう。特に陰部については、なるべく自分で。
濡れタオルで身体を拭き終わったら、乾いたバスタオルで水分を拭き取る。
乾燥や水ほうなど、皮膚のトラブルがないか確認し、必要に応じてクリームなどを塗る。

 

口腔ケア

 

口の中に食べかすが残ったままだと、口臭や虫歯、歯周病などの原因となるだけでなく、食べかすが肺にまわって誤嚥性肺炎を招くこともあります。歯磨きや入れ歯の手入れといった「口腔(こうくう)ケア」を行うことで、しっかり予防しましょう。

 

口の中を刺激することによって、物を噛む力や飲み込む力、会話をする力の向上にも繋がります。

 

口腔ケアを行うときは、次のような点に気をつけてください。

 

■口腔ケアのポイント
刺激の少ないうがい薬を使って、口をゆすぐ。この際、一度にたくさんの水を口に含ませないように注意。
歯みがきの際、介助する人の目の高さは、要介護者と同じ高さに。
柄を握りやすく工夫した歯ブラシなどを使い、できる範囲は自分で歯みがきしてもらう。
汚れを確認して、口の奥や歯の裏までしっかりとみがく。
入れ歯の場合は、毎食後に外して、水道水で流しながら歯ブラシで汚れをとる。
柄の先にスポンジの付いた口腔ブラシを使って、舌の裏や口の奥、ほおの内側の汚れをとる。
必要に応じて舌クリーナーや歯間ブラシを使う。

 

口腔ケアについて詳しい情報は、下記のホームページからご覧いただけます。
>今日から始める口腔ケア方法(日本訪問歯科協会)

 

身体の世話・介護の基本を動画で学ぼう

 

独立行政法人 情報処理推進機構が、教育機関向けに介護の基本や具体的な介助方法を動画で紹介しています。わかりやすくまとまっているので、ぜひご覧ください。

 

下記のリンク先から「教育用画像素材集入口」をクリックして、規約に同意した後に表示されるページの左側最下段から閲覧することが可能です。
>教育用画像素材集「介護 基礎編/実践編」

 

 

>「着替え、排泄、移動の介助とコツ」を見る。

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